AIが宿題をやる時代?「宿題代行」と言わせない親の声かけ術

AIが宿題をやる時代?「宿題代行」と言わせない親の声かけ術
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「ねえ、読書感想文、AIに書いてもらっていい?」 もし子供にこう聞かれたら、あなたはどう答えますか?

「ダメに決まってるでしょ!」と頭ごなしに怒るのは簡単ですが、それでは子供は納得しません(そして隠れて使います)。 AI時代の宿題の向き合い方、親が伝えるべき「核心」について考えます。

なぜ宿題があるの?(根本的な問い)

子供たちは「先生に怒られないために」「提出するために」宿題を片付けようとします。だから「AIで早く終わらせたい」と思うのです。

まず、ここを変える必要があります。 宿題は「自分の脳みそをレベルアップさせるためのトレーニング」です。 AIにやらせるのは、筋トレで他人にバーベルを持ち上げてもらうのと同じ。「終わったこと」にはなるけど、筋肉(実力)はつきません。

こう伝えてみよう(声かけ例)

ダメな例

「ズルしちゃダメ!」 「先生にバレるよ!」

良い例

「AIに書いてもらうのは簡単だけど、それだと〇〇ちゃんの『書く力』が育たないから、もったいないよ」 「AIは『相談相手』に使おう。構成のアイデアを出してもらうのはOKだけど、文章は自分の言葉で書こうね」

親が見るべきポイント

「完成した答え」ではなく、「どうやってその答えにたどり着いたか(プロセス)」を見てあげてください。 「へえ、AIからはこんなアイデアが出たんだね。でも、あなたはこっちを選んだんだ。どうして?」 そんな対話こそが、AI時代に最も必要な教育になります。