「AIがコードを書く時代」に、子供にプログラミングを習わせる意味はあるの?
目次
「AIがプログラムを自動で書いてくれるなら、子供が苦労してプログラミングを覚える必要はないんじゃない?」 最近、そんな質問をよく受けます。
結論から言うと、「コードを書く作業(コーディング)」の重要性は減りますが、「プログラミング的思考」の重要性はむしろ高まります。
なぜプログラミング教室はなくならないのか?
1. 「何を作りたいか」を考える設計図が必要
AIは大工さんのようなものです。「ここに釘を打って」と言えば正確に作業してくれますが、「どんな家を建てたいか(設計図)」は人間が指示しなければなりません。 プログラミング学習を通じて、「問題を順序立てて解決する手順(アルゴリズム)」を学ぶことは、AIへの指示出し(プロンプト)の基礎になります。
2. AIの間違いに気づく力
AIは堂々と間違ったコードを書くことがあります。 基礎知識がないと、「動かないけど理由がわからない」状態でお手上げになってしまいます。 仕組みを知っているからこそ、AIのミスを修正し、より良いものに改善できるのです。
これからのプログラミング学習
これからは「文法を丸暗記する」学習ではなく、「AIと協力してアプリやゲームを作り切る体験」が重視されるでしょう。 「AIがあるから勉強しなくていい」ではなく、「AIという最強のパートナーを使いこなすために勉強する」。 そんなスタンスで、お子さんの学習を応援してあげてください。